娘。はじめました

ハロプロ・JUMP中心に思うことあれこれ。

アルバム「DEAR.」から考えるHey!Say!JUMPとセクシー考

すごくいまさらのお話をするんですけどね。8月12日の横浜アリーナコンサートに参加してきました。
人様のご利益で2階アリーナ、しみじみJUMPちゃんが生きてる人間だということを確認し、その身体からあの歌声が生まれているんだなということを確認するコンサートでした。

 

参加に当たってアルバムを聞きこんで行ったんですけど、コンサート見て、また聞きこんで、ようやくアルバムも印象が固まったというか。
前作「JUMPing CAR」 がポップでメジャーな「アイドル!!!!!」色を出してきたのに対し、「そうそう、これがJUMP!」という感じがしたんですよ。 新しい曲を聴くのが、「真剣サンシャイン」ぶりだからでしょうか?

 

どちらかというと、パフォーマンスに人気や実力や年齢が追い付いてきた、「満を持して」って感じが本当かもしれない。

 

朧げながら思ったのは、アルバムのテーマのひとつは「非日常」。
そしてもう一つは「色気」なのかなーと。

 

 

非日常、というのは、Masqueradeが仮面舞踏会だし、キミアトラクションは遊園地、 Mr.Flawless の怪盗、などなど。
あと、絶対他の人とか解釈違うんだけど、Tasty Uは「さらわれてきた王宮でセクシーな王さまに愛を囁かれるもこのあとの展開が怖すぎてしかし逃げられない」て気持ちで聴いてる。 愛を囁く目が笑ってない!だがそのまま堕ちていきたい!めっちゃ石油王ハーレクインだな。
そもそも、このアルバムで強く打ち出されている恋愛というものが「非日常」じゃないですか。恋したら全部Special Loveだし、Kiss Diaryだってつけるし、SUPERMANにもなっちゃいますよ。

 

もう一個の「色気」ですが、Masquerade がそもそも全員でオトシにかかるぞー!て曲じゃないですか。
2曲めってコンセプトを伝えるために置かれるものだと思うので*1、仮面舞踏会という非日常に連れこんで、仮面で本心を隠しながら、恋する胸のドレスコードをキミだけ脱ぎ捨てさせるんでしょ?
セクシーさっていくつも歌うには引き出しがいるんですよね。その引き出しがいろいろ出てきたって分かったから、今回満を持して、このコンセプトのアルバムを出せるようになったのかな、と。

 

というわけで、Hey!Say!JUMPメンバーの表現するセクシーについてです。

 

ゅぅゃ

JUMPのセクシー担当と言えばこの人を差し置いて語れないでしょう。
色気がだだもれ!歩く18禁か〜!!みたいな(褒めてます)。常にベッドインさせられてる気持ちです。
SURPERMANの頼れる会社の先輩感、order のスパダリ感、Tasty Uの数多の女を泣かせてきた感、などなど、「セクシー」におけるキーパーソンなので、今後歌割が増えることを期待。コンサートはやまちゃんがゅぅゃのために考えたなって箇所がいくつもあったので、期待しかない。

 

大ちゃん

大ちゃんのセクシーはリアルさがいいですね。等身大の、一通り恋愛を知った男のセクシー!
ただの友達であるはずなのに(Eternalとか)、ふとこぼされた色気にどうしたらいいのってなるやつ!いつの間にか距離を詰められて、雰囲気が変わってるやつ!(orderとか)
もしくは普段は明るくセクシーとか冗談でしかやらないタイプの人が、告白の際にめっちゃ真面目に苦しそうに壁ドンしてくるやつ!(My Girl)
私は何を言っているんでしょうか。

 

圭人

色っぽいというより、健康的なセクシー担当。
特にこのアルバムのけーとは自信に満ち溢れてるから、ぐっとくるというよりは、「いいもの見せてもらった…」という感じ。スポーツ選手の胸板、二の腕、背中!みたいな。(私は何を言っているんでしょうか)
とにかくいい声をしてるので、それだけで加点スタート、て感じある。歌い方はまっすぐなので、今後テクニックも成熟してきて色気がどんどんでたら圭人はマジでやばい。
B.A.B.Yは、2番サビの圭人からみんながついていくのは見たさしかなかった。相変わらず英語無双。
そういう健康的な肉体から Tasty U みたいなパート*2がきたら……ねえ!?

 

ひかにゃん

ひかにゃんは「ダークなラッパー」「中性的な少年・きれいなおねえさん」「幼女」の3面性がある声をしていて、一番前が色気には近い。
このアルバムじゃないけど、Come back・・・?とかそうだった。
多分だけど、いじめられてるほうが色気出るタイプじゃない?
今夜貴女を口説きますとか、縛る方じゃなくて縛られてるの?ってくらいあえいでない?
一回くらいそういう背徳的な、僕をいじめて的なコンセプトでやっとかない?

 

裕翔りん

健康的なセクシー担当その2。
裕翔りんは真面目が故に苦悩するあたりにセクシーがにじみ出る人だと思う。KISS Diaryとか。
裕翔りんが真面目なので、 Mr.Flawless は健全(?)な怪盗ものになったんだと思ってる…。*3
そういう意味では真面目な王道アイドルJUMPちゃんにおける、Mr.Hey!Say!JUMPみたいなところあるよね。 裕翔りんに似合う曲が今のJUMPの平均到達点、というか。裕翔りんが大人になったからセクシーが歌えるというか。
一回悪い役の歌を歌わせたいね。それでも結局芯のところに真面目さが残るから、悪になりきれない、そういうぎりぎりラインの曲。

 

知念ちゃん

かわいいもの無双でおなじみの知念さまですが、薮ちゃんと並んで「最初から男の子」なんじゃないかな、と思う時があります。
男の子は育つ過程で「男らしさ」を学んでいくけど中には意地や見栄を張らなくても周囲が男として認めてしまうタイプの男がいる、という説が好きなんですけど、それ。
みんながかわいいかわいいするだけで、実は頼りがいのあるいざという時には決める、そういう男らしい男性なんじゃないかと。
ゆえに、Masquerade*4とかSURPERMANの頼もしさっていうのが知念ちゃんの最大の色気だな。
それってつまり、いつもセクシー全開ってことでもあるんだけど。
だって歌う時の知念ちゃんいつも頼もしいもんな。

 

いのーちゃん

歌が上手くなった気がする!歌い方に幅が出てきたというか。
男だけでなく女性っぽい色気を出せるのがいのーちゃんの特徴だけど、恐ろしいのは女性っぽいにも種類があることだよ!
Dear.は優しい彼氏なのに、Run de Boo!は完全チャラ男だし、 今夜貴女を口説きますにいたっては全部わかりきった上で意味深なこと言って来るし!
歌割が増えるってこういうことだよ!伊野尾革命まだ続いてるぞ!

 

薮ちゃん

この人は本当に使い分けがうまくて、
キラキラ王子様を Special Love*5で、恋愛に苦悩する青年をorder*6で、ドSな大人の男性を Tasty U*7で、といった感じに全方位隙がない!
セクシーさを表現する要素のひとつには「余裕」ってものが絶対にあって、音域からセリフ回しから何もかもから余裕がにじみ出てるのが原因でしょう。たまには余裕がなくなった薮ちゃんを見たいものです。

 

やまちゃん

ゆうやの蛇口は壊れてるけど、山ちゃんは巧妙に湿度を使い分けてくる。
Masqueradeなんか、仮面舞踏会なんてモチーフ、山田涼介がいなかったら提案されてないぞ!それをしかもあのクォリティで仕上げてくるのはやっぱり山ちゃんの色気あってのことなんだろうな。
山ちゃんがこの身長で良かった!あと10センチ、いや5センチ高いだけで世界が滅んでたぞ!
そしてその身長さと中身の意外な普通さってギャップが、崇め奉るしかない存在であった山田涼介様も生身の人間なんだって感じられてドキドキが止まらない。

 

 

追記
書くのを先延ばしにしすぎて次のシングルも出てその次のシングルも発売決定で、さらには年末コンサートまであってとにかく書くのを先延ばしにしてはいけないですね。
実はまだFTのMVを見れていないので、見る前に一回アルバムまとめておく!

*1:「smart」におけるやってやんぜー!なFOREVER、「JUMPing Car」におけるPOPPPP!!!な JUMPing Car など

*2:「Bitterな静寂すら君は 楽しんでいるように空を見てる」は流し目で歌ってほしい

*3:あれがいのひかやまあたりだったらただのホスト軍団になっていたと思う

*4:「奪いにきた」の余裕綽々の感じ

*5:「 I'm always waiting for you 」とか、 薮宏太に英語を歌わせたら勝てないと何度言ったら…!

*6:「本当はこんなはずじゃないんだって 戻れなくなってはまた叫ぶのに」で切なさをオシャレににじませるのホントてんさい

*7:「壊れてしまいそうな指先 マニュキアが漂わす甘い香り」のところなんか、壊す気満々すぎて