娘。はじめました

ハロプロ・JUMP中心に思うことあれこれ。

こぶしファクトリーがいかにポテンシャル高いかについて

chizuru-t.hatenablog.com

chizuru-t.hatenablog.com

 

こぶしファクトリーのアルバムが出たんですけど、買ってね!!!!という記事です。
アルバム発売に先駆けて3曲披露されたんですけど、これが全部いいんですよ。

他の曲もいいんですけど、とにかくこの3曲がいいんですよ。

やっぱり、”かわいらしさ”方面じゃない曲なんだけど、その中にメンバーの可能性が見えて、この方向性でもまだまだ伸び代があるんかーい!って驚くような曲でありました。


懸命ブルース


J=J Day 2016、220公演達成!こぶしライブ、つばき発表、アンジュルムイベント、℃-uteの一般常識、演劇女子部! MC:高木紗友希・藤井梨央【ハロ!ステ#192】

 

イントロが印象的な、こぶしの「ヤンキーテイスト」*1

これはとにかく梨央のダンスだよ。

はまちゃんのスタイルを生かした魅せるダンスも、れなこの安定感あるダンスもすごくよかったけど、藤井梨央の低い重心と高いジャンプ、バネのようなキレの良さにばかり目がいくんです。

そうして過去MVの梨央ダンスを探す旅に出ざるを得ないくらいに藤井梨央無双。

人数が多いからメインはるメンバーばかりに目が行くけど、この一年みんな頑張ってるんだよー!ということを感じられる1曲。

 

急がば回れ


モーニング娘。'16新曲MV!カントリー嗣永卒業発表、こぶしライブ、℃-uteイベント、℃-uteの一般常識、アンジュルムダンスレッスン! MC:嗣永桃子・広瀬彩海【ハロ!ステ#194】

 

かっこよすぎて延々リピートしてしまう。

順風満帆に見えるこぶしですけど、デビューまでの道のりを考えれば、また音楽業界、アイドル業界が置かれている現況を考えれば、決して楽な道を歩いているわけではないんですよね。

だからここで、悩みながらも急がば回れ、って歌うの、落ち着いて歩んで行けって歌うの、メンバーにも聞いているリスナーにも沁みていくメッセージだと思います。

 

ところでこれを聞きながら思い出したことがあって、多分Tシャツジーパンで歌ってるからだと思うんですけど、BEE-HIVEのライブなんです。

perfumeとかBOYSTYLEとかを生んだ、アミューズのプロジェクトなんですけど。ライブで一生懸命パフォーマンスをしてる姿が、すごくこぶしファクトリーに重なるんです。まっすぐ言葉を歌に乗せて届けてくるこの感じ。


Perfume: Time to go - BEE-HIVEライブ

 

こぶしは現行唯一つんくワークスじゃないからか、たまに他の事務所のアイドルを感じる瞬間があるのが、面白い。


辛夷の花


こぶしファクトリー『辛夷の花』(Magnolia Factory[The Kobushi Magnolia Flower]) (MV)

 

こぶしファクトリーというグループ名が成功したのって、インパクトとか「工房」を受け継いでるとか以上に、「こぶし」が拳と辛夷、両方の意味にとれるからなんじゃないかと思っています。力強さと、可憐さ。どっちもこぶしですもんね。

そんな中で「素朴さ」をうたって来たのがこの曲。よくこんな渋い歌、歌いこなすなあ!

 

これを聞いて初めて思ったのが「そっかまだこの路線は残されているのか」でした。

フォークとか演歌とかって古臭いと思う人が多いのかもしれないんですけど、逆に上の世代の人に訴えかけるものはものすごく大きいよなと思うんですね。

私は中島みゆきさんの「ファイト!」が好きなんですけど、この曲にもそのエッセンスを少し感じました。頑張ってる人に、頑張っている人の曲が届いて欲しいなと思っています。

メンバーが走るMVもたまらんものがあります。

 

あと、「深夜ファミレスにて」を思い出した。 

ソニンがなぜか一人で請け負わされてた、所帯染みた女の孤独が好きなので(あれって今で言うアラサーこじらせ女子の系譜なんだよな…)、あやぱんには「カレーライスの女」歌ってほしい。裸エプロンはしなくていいから。

 

相変わらず恋の歌やかわいい曲は来ないけど(未熟半熟トロトロくらい?)、でもそんなアイドルがいたっていいと思うんですよね。何でもかんでも恋愛ばっかり、ってかつて私が十代だったときに思ったことでもあったし。

こぶしが頑張るなら、私も頑張らなきゃ、と思わせるアルバムです。

こぶしファクトリーのアルバム「辛夷其ノ壱」は発売中です!買ってね!

辛夷其ノ壱

辛夷其ノ壱

 

 

*1:アンジュルムのヤンキーテイストは「出過ぎた杭は打たれない」で、いまのとこ他のグループにはヤンキーテイストはない